【その4】令和3年(2021年) 春蘭散策まとめ

【お知らせ】2019年春のsharaさんとの初めての大遠征の記事三部作を旧ブログから移植しました。一部改定しましたがほぼ当時のままです。バックナンバー2019年4月にあります。

前回の翌日の回想になります。翌日。そうです。結局です。一晩経ったところであの色っぽい更紗花が頭から離れるわけもないのです。無茶苦茶な日程なのは自覚しつつも免許合宿開始までの時間を忌まわしき会社で溜めに溜め込んだストレスを燃料に変えて歩き回る事にしたのです。人生でこんな時間は後にも先にもないかもしれません……

※音声ありません

動画の通り朝一番で無事再会を果たすと別のポイントへと移動です。

桜は満開です。移動先も春蘭はたくさんでしたがめぼしい成果は何もないまま陽は傾き始めます。

1時間ほど歩いて最後に川沿いの森を散策することにしました。普通の春蘭なら数えきれないほど咲いています。そんな普通の姿もここに残しておきたいと思います。

花の時期でも実生の溜まりを見つけると心が弾みます。強風で良い写真を撮れませんでしたが散り斑の一年生を一本見つけました。

地味な柄のわりには葉先を傷めています。新芽のときは派手だったのかと思ったのですが昨夏に確認したところ真っ白に出るわけではなく…

とても薄い緑で上がって細く覆輪をかけながら夏の間は蛇皮のような模様を現しながら暗み、その後は散り斑覆輪を残しつつ薄かった緑色は紺地が強く落ち着きました。川沿いの強風にもまれて弱い葉先を傷めていたのかもしれません。

まだ明るい夕刻のうち駅を探して歩きつつ、スマホで宿を探します。全くもって行き当たりばったりでこれを読んだ方のなかには僕に対して嫌悪感を持たれる方もいるかもしれません。便利な時代になりましたが多方面に気を使う時代にも感じます。歴史を振り返ると昭和の時代に山を歩きたかったと強く感じつつ、数十年の人生くらいは自由に過ごしたいと思いこのように生きております。

その5へと続きます。

山の神さまありがとうございました。

コメントを残す